平成30年度市民後見人養成講座 実務編 2日目

カテゴリー │市民後見人養成講座

寒さの中にも早春の息吹が感じられる頃になりました。陽ざしの輝きも違ってきたように感じます。

2月13日(水)に市民後見人養成講座 実務編の2回目が開催されました。
いよいよ、後見人はどのような事をするのか具体的な実務の勉強です。

午前は、NPOの会員で行政書士の福田美奈子さんによる申立手続き書類の作成、財産目録の作成、後見計画・収支予定表の作成についてのお話でした。

平成30年度市民後見人養成講座 実務編 2日目



申立に必要な書類や就任時の対応、管理等の説明を聞いた後、実際に申立書や財産目録、後見計画、収支予定表を記入しました。基礎編では知識として後見の勉強をしましたが、今回は自分が後見人になった疑似体験をするようで、書類の記入は新鮮でした。

午後は、NPOの副理事で行政書士の伊藤二三さんの身上監護の実務、津田理加理事長の財産管理の実務の講義でした。

身上の保護(身上監護)の実例は興味深いものでした。身上の保護とは本人が望む生活がなるべくできるよう、生活環境を整えること。それを行う上での心構え・知識について、本人との信頼関係や親族・地域の関係作りが大切です。本人の望むことを叶える為にどう対応していくか、その為には幅広い知識や人脈が必要だと思いました。

財産管理の実務は権限と制限、就任直後・就任中の財産管理について学びました。

財産は不動産や預貯金・保険等があり、収入や支出の管理など本人の生活に大事なお金の管理は専門知識も必要で、まだまだ学ぶことがたくさんあります。

最後は3人の理事(鎌江房子、伊藤二三、神谷全)による実例の報告でした。
平成30年度市民後見人養成講座 実務編 2日目



具体的に現金をどう管理しているか等、担当している被後見人の状況によって管理の仕方も違ってくること。お金に関する事は微妙で奥深く、人間性が問われる事でもあると思いました。

全ては本人にとってより良い生活を送るための支援をどう行っていくか、これから更に広く、深く学んでいこうと思います。







同じカテゴリー(市民後見人養成講座)の記事
 「『みんなの市民後見人養成講座」実務編」開催案内 (2024-05-03 12:23)
 みんなの市民後見人養成講座基礎編の第三回を行いました。 (2024-03-17 20:59)
 みんなの市民後見人養成講座基礎編の第二回を行いました。 (2024-03-09 21:34)
 「みんなの市民後見人養成講座」第1回を行いました。 (2024-02-18 21:31)
 「みんなの市民後見人養成講座」を行います。 (2024-01-25 21:01)
 「2023年市民のための成年後見知っとく講座」2日目開催報告 (2023-03-17 12:16)